この記事を見れば、同棲することのメリット・デメリットや同棲をするときの基礎情報・注意点を知ることが出来ます。
大好きな人と毎日一緒にいることができる同棲はとても魅力的ですよね!しかし、良いことばかりではありません。デメリットや同棲するときの注意点を押さえておかなければ、最悪の場合別れる可能性だってあります。
実際、私自身も同棲をしていた際には何度も別れそうになりました。しかし、その度に面と向かって話し合ってきたことで、何とか危険な時期を乗り越えて円満な関係を続けることができています。
好きな人と一緒にいれる同棲は、非常に楽しいものです!だからこそ、事前に準備しつつ一緒に住む中でよりよい関係性を築いていくことが重要です。そのポイントを、一緒に確認していきましょう!
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そもそも「同棲」とは?
同棲とは交際関係にある男女が同じ住居で生活を共にすることを言います。
結婚との違いは、婚姻関係にないことや子どもを作る予定がないことが言えます。生活面においては、ほぼ結婚していることと同じと言えるでしょう。
婚姻関係にないことから、結婚よりも気軽に始めることができるのが同棲です。
好きな人と毎日一緒に過ごせる魅力は大きいですが、メリットとデメリットをしっかり理解した上で判断しないと、思わぬ落とし穴があるかもしれません。まずは、同棲することで最も考えるべきリスクについてお話します。
婚姻関係にない状態で同棲することのリスクとは?
「婚姻届」を提出することは、同時に社会的な責任を持つ・法律上の権利を持つ・周囲から既婚者として見られるということです。
つまり、婚姻は様々な責任が伴うため準備にかかる手間が大きい分、様々な法律によって守られるということになります。
対して、同棲は法律上の義務等を負わないため、気軽で心地よく始めることができます。その反面、何か有事の際には法律が守ってくれないというリスクがあります。
金銭的な問題が生じたり、女性の場合は妊娠させられて逃げられた場合など非常に辛い事態に陥ることも考えられます。
そのため、同棲する場合は結婚を前提にすることを強くおすすめします。
安易な気持ちで同棲を初めて、痛い目を見ないようにリスクを理解したうえで始めるようにしましょう。
同棲することのメリット・デメリット
実際に同棲してみると、良いことも悪いことも当然出てきます。悪い面が見えることで、別れに繋がる場合もあります。
事前にメリットとデメリットを理解しておくことで、思い描いていた理想との落差というものがなくなりますので、しっかりと読んで同棲生活を楽しい日々にしていきましょう。
同棲することのメリット
私の考える同棲することによるメリットは以下の3点です。
- 好きな人と毎日一緒にいることができる
これは誰もが最初に想像することだと思います。
仕事や学校などで会うことができなかった生活とは違い、帰る家が一緒ということは毎日会うことができるということです。
いつも一緒にいることができるため、好きな人が仕事を頑張っている姿など、色んな姿を見れて安心感にも繋がります。
昨今の状況では、「女性のひとり暮らし」を狙った犯罪も多いため同棲することは防犯上も有効なのではないでしょうか。
- 生活費が節約できる
1人暮らしをしていた場合は、寝食の場を一緒にすることで主に家賃や光熱費を互いに支払うことで半分にすることができます。
また、家事など生活を営むのに必要な労力も2人で協力して行うことで互いに負担を軽減することができます。
結婚などの目標に向けた貯金も、互いに声をかけながら行うことで無駄遣いを抑えることに繋がりやすいです。
- 結婚生活の想定ができる
昨今、離婚してしまう夫婦が増えていますね。結婚後、一緒に住む中でお互いの価値観の違いに気付き、その差を埋めることに苦労する夫婦も多いと聞きます。
確かに、実際に同棲してみると今までの関係では見えてなかった部分もよく見えるようになります。
本来、そのようなギャップは婚姻関係となってからの生活の中で理解しあいながら2人だけのルールを作っていくものです。
しかし、婚姻関係になってしまったが故に、2人だけのルールを作り上げることに失敗しても簡単に関係を解消できないリスクがあります。
事前に結婚生活の想定ができる同棲は、結婚後に価値観が合わず離婚に至ってしまうリスクを避けるための「お試し期間」としてのメリットがあると言えます。
同棲することのデメリット
次に、同棲することによるデメリットを説明したいと思います。
私の考える同棲することによるデメリットは以下の3点です。
- お金の管理や家事分担でもめる
同棲を初めて1番最初に喧嘩の種になるのが、ここではないでしょうか。同棲生活を円滑に続けるためには、生活費や家事をうまく分担してやりくりする必要があります。
同棲するということは、「共同生活」を営むということです。当然ながら、1人で住んでた時のようにお金を自由に使うことは難しくなります。
「自分はこんなに2人の生活のために出費しているのだから、あなたも趣味にお金を使うのを控えて欲しい」と不満に思うこともあるでしょう。
同棲は結婚と違い、法的な義務はありません。しかし、日常生活は結婚と何ら変わりはないので「2人で生活する」ということを互いに考えて行動することが大切です。
- 結婚のきっかけを逃す
同棲は、日常生活において結婚と大きな差はありません。
2人で同棲することの心地よさに満足してしまうと、惰性で同棲を続けてしまうことがあります。
結婚をする特別な理由(子供が欲しいetc)がないお相手であれば、同棲は結婚前の価値観のズレを見る期間として明確に2人の間で決めてから同棲するほうが無難でしょう。
- 自分の時間が少なくなる
2人で暮らすからには、1人で暮らしていた時のように好き勝手に過ごすことはできません。
友人や仕事関係での交友関係も減少する可能性があります。2人で過ごす時間と同様に、1人で過ごす時間も大切にしたいと考えているのであれば、同棲するときに相手にきちんと理解してもらってから始めるようにしましょう。
共同生活は、2人で決めたルールを守るのは基本中の基本です。お互いに無理のない形でルールを作っていくことが重要になります。
同棲に向けて決めておくべきこと【基礎情報編】
ここまでの説明で、同棲におけるメリット・デメリットは理解いただけたかと思います。その上で、実際に同棲を始める場合、結婚ほどではないですが多少決めなければならないことが出てきます。
ここからは、同棲を始めるための基礎情報を解説していきます。
住民票・世帯主をどうするか決めておこう
同棲の場合、住民票の届け出を変更する場合の方法は2通り考えられます。
前提として、住民票の届け出方法に関わらず賃貸住宅の場合は管理会社を通じてオーナーへ入居が2人であることを告知しておきましょう。
既に住んでいる家で同棲する場合も、管理会社を通じてオーナーへ同居の可否を確認するようにしましょう。
どちらか1人を世帯主になる
1つ目は、どちらかを世帯主、もう1人を同居人とする方法です。
世帯とは、「実際に同一の住居で生活して、生計を同じくする者の集団、もしくは独立して生計を営む単身者」のことです。同一世帯にした場合は住民票1枚に記載されることになるので、勤務先など住民票の提出時に同棲していることが明らかになるので注意しましょう。
ちなみに、「同居人」ではなく「未届の配偶者」として届出を行った場合は、事実婚としてみなされ、社会保険の被扶養者として加入することや自治体の規約により夫婦としての特典を受けることができるメリットがあります。
2人とも世帯主になる
同一の住所でも、それぞれを世帯主として別の住民票とすることが可能です。
世帯主をどちらか1人とした場合は、同棲を解消しても住民票の記載に相手の痕跡が残ることがあります。
同棲の相性が悪い場合別れると考えているのであれば、別の住民票で届出するほうが無難でしょう。
生活する間取りを決めよう
同棲する際に最も悩ましいのが、生活を共にする間取り選びです。
2人でどんな生活を送っていくのかを想像しながら決めるようにしましょう。
同棲におすすめされる代表的な間取りと特徴を紹介します。
仲良しカップルにおすすめの1LDK
2人で生活しながら貯金もしていきたいと考えているカップルにおすすめなのが1LDKです。
2人で家賃を支払うことで非常に安価で住めることが多いです。部屋数が少なく、全ての部屋が共用となるため、いつも仲良くいられるカップルでなければ厳しい場面が出てくるかもしれません。
1人の時間も大切にしたいなら2LDK
2LDKとすることで、それぞれが自分の個室を持つことができます。リビングダイニングでは2人で一緒に過ごし、残りの2つの部屋をそれぞれの個室として使うことができます。
どんなに仲が良くても1人になりたい時間は誰しもあるもの。個室を作ることで上手に関係を保つことができるかもしれません。
結婚を見据えるなら3LDK
同棲後に結婚を考えている場合は、部屋数に余裕のある間取りとすることがおすすめです。3LDKであれば、結婚して子育てを初めてからも住み続けることができます。
同棲を始める時点で結婚まで見えているカップルには、3LDKで生活を始めるのもおすすめです。
同棲前に相手の両親に挨拶をするか?
同棲であれば親への挨拶は不要と考えている方も多いと思いますが、それはあくまで若者の感覚であり、親の年代では挨拶はして当然と考えている方も多いと思います。
前述の通り、同棲は結婚に向けて2人の価値観のずれがないかを確かめる側面が強いです。今後、結婚をすることになれば互いの両親への挨拶をすることになります。
知らぬ間に同棲してた。では、ちょっと心象が悪いですよね。
事前に挨拶することは気が重くなるかと思いますが、両親への挨拶はいずれ必要になることです。1度仲良くなれれば、今後も応援してもらえるはずなので、きっちりと済ませるようにしましょう。
同棲に向けて決めておくべきこと【2人のルール編】
同棲を始めるにあたって、決めるべきことがもう一つあります。それは、2人で過ごす共同生活が上手く行くようにルールを作っていくことです。
こうした2人だけのルールは、実際に生活を営む中で細部まで決まっていくものです
しかし、事前に決めておくべき項目もあります。以下に事前に決めておくべき内容を紹介しますので、よく確認して同棲前に決めておくようにしましょう。
結婚の意思の確認・同棲の期限を決める
同棲は、普段の生活としては結婚しているのと大きな違いがありません。中には、様々な社会的責任がかからない同棲のほうが都合が良いと考える人も…。
結婚のタイミングを逃したまま、だらだらと同棲を続けてしまうことも多いのが現実です。
そうした状況に陥らないためにも、同棲前に「結婚に向けたお試し期間であること。」「1年間の同棲生活を経て結婚するかを決断すること。」などをパートナーとしっかり確認しておきましょう。
家賃や生活費の分担を決める
デメリットの項目で記載したように、共同生活を送る上でお金に係るトラブルはよくあることです。
互いに同棲だからと好き勝手にお金を使ってしまうことは、別れの原因に繋がりますので注意しましょう。
家賃や生活費の分担は事前に決めることがおすすめです。実際の家賃・生活費がどの程度かかるのか目星が付いた時点で、2人の収入と合わせてお互いが納得する形を採用しましょう。
家事の分担を決める
共同生活をする上で、もう一つ重要なのが家事です。
男性の中には、家事は女性がやってくれるものだと考えている人もいます。献身的な女性の場合は問題になりませんが、不満を持ちながらの家事は関係に亀裂が入る原因になるので注意しましょう。
カップルによって様々な分担が考えられますが、どんな分担であっても互いに納得していることが重要ですので、ちゃんと話し合って決めましょう。
喧嘩した時の仲直りの方法を決める
同棲してしまうと、家にいるときはいつも一緒になります。そうなりたくて同棲してると思うので当たり前のことですね。
しかし、どんなカップルでも、いつでも仲良しというわけには行かないことも。
喧嘩したときに逃げ場がなくなるのは、同棲で最も困るところです。
特に一緒に暮らしているからこそ仲直りのきっかけが見つけにくいです。「少し時間をおいて冷静になってから話し合う」「美味しいごはんを一緒に食べる」など、仲直りのきっかけとなる合図を決めておくことで、スムーズに仲直りできるかもしれませんね!
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まとめ|同棲を始めるときは2人のルールを決めておこう!
以上、「同棲前にやるべきこと」に関する解説でした。いかがだったでしょうか。
改めて、ポイントを確認していきましょう。
・ 同棲は結婚生活のお試し期間。惰性で続けないように工夫して始めましょう
・ 同棲を楽しく過ごすには、互いが共同生活を営んでいることを自覚することが大切!一緒に過ごすルールを決めよう。
繰り返しになりますが、同棲を成功させる秘訣は、お互いが納得できる形で共同生活を営むことです。毎日一緒に暮らせることは幸せなことですが、共同生活を営むためにやるべきことも発生します。楽しいばかりに気を取られて、好きな人を困らせないように注意しましょう。
この記事を読んで、同棲するかしないかを決断する手助けとなれば幸いです。楽しい同棲生活を送ってくださいね!
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ちなみに、私は同棲のときから小遣い制を採用されていました。最初は反発する気持ちもありましたが、今ではお金の管理をしてくれて有難いなあという感じです。