好きな人に連絡したい。
でも、「重いって思われたらどうしよう…」と、指が止まってしまう。
それって、すごく不思議な現象なんですよね。
だって、本当は“つながりたい”のに、“切られないために沈黙を選ぶ”という、矛盾した選択をしてるわけです。
恋愛って、そんなに“デリケートで一発アウト”な世界でしたっけ?
あなたが思ってるより、ずっとしぶといものかもしれませんよ。
それ、本当に“重い”からやめてるんですか?
「連絡したい気持ちはあるけど、迷惑だと思われそうで怖い」
「自分ばかりが送ってたら、重い女って思われるかも」
——そうやって、あなたは“送る資格”を自分で剥奪してしまっていませんか?
でも、それって本当に“重いからやめてる”んでしょうか?
実はもう少し、奥にある感情がブレーキを握っているのかもしれません。
勝手に「重い女」のレッテルを貼ってない?
たとえば、こんな思考回路になってませんか?
- 「返信がないのにまた送ったら、しつこいと思われるかも」
- 「私からばかり連絡してたら、嫌われる気がする」
- 「こんな時間に送るのって、常識ないかな…」
相手は何も言っていないのに、あなた自身が自分に“連絡禁止令”を出している。
そうしていつの間にか、自分に“重い女”のラベルを貼ってるんです。
思考が止まる「先読みブレーキ」の正体
あなたは、連絡して拒絶されるのが怖いんです。
だから、「重く思われるかも」という理由を盾にして、行動を止める。
これって一種の“思考停止”なんですよね。
本当は、「送りたい」「つながりたい」というあなたの気持ちに、ちゃんと理由があるんです。
それを“自分で否定する癖”がついていませんか?
例えるなら、あなたは“閉店後に迷ってるお客さん”
恋愛で「重いかもしれないからやめておこう」って考えるとき、あなたはまるで“閉店したかもしれないお店の前で迷っているお客さん”みたいなんです。
たとえ話|夜のケーキ屋さんに似てませんか?
夜の8時。
あなたはおいしそうなケーキが並ぶお店の前に立っています。
灯りはまだついてる。でもドアには「CLOSED」の札があるかもしれない。
中では店員さんが片づけをしていて、あなたに気づいた様子。
——でも、声をかけるか迷って、立ち去る。
「今さら入るのって、図々しいよね」
「もう閉まってるかもしれないし…」
でも、実はまだ“営業中”だった。
店員さんは、「大丈夫ですよ、どうぞ」と言ってくれたかもしれない。
でもあなたは、自分で“買う権利”をあきらめたんです。
「重い」って、誰が決めたの?
恋愛も同じです。
- 「今は迷惑かな」
- 「嫌がられるかも」
- 「返信ないし、もう終わったのかも」
すべてあなたの“想像の中”の話。
まだ営業してるかもしれないのに、自分でシャッターを下ろしてしまってるんです。
「重いかも」じゃなくて、「届くかもしれない」と考えてみてもいいんじゃないでしょうか。
あなたが止まる理由、本当は「拒絶されたくない」から
連絡できない理由は、「重く思われたくない」じゃないんです。
もっと正確に言えば、「嫌われるのが怖い」「拒絶されるのが怖い」
だからあなたは、“送らない”という選択を取ってしまう。
でも、これは“優しさ”の顔をした自己防衛です。
「迷惑をかけたくない」は優しさに見せかけた恐れ
- 「彼の負担になりたくない」
- 「返信する時間もないかも」
- 「しつこいって思われたら…」
その気遣い、たしかに優しさです。
でも実はその奥にあるのは、「無視されたときに自分が傷つきたくない」という、ものすごく人間らしい感情なんです。
そしてそれを“気遣い”の名前に変えて、あなたは行動を止めています。
でも本当に優しい人って、行動を通じて思いを伝える人です。
期待があるからこそ、臆病になる
あなたが連絡できないのは、「もうどうでもいい」からじゃない。
むしろその逆で、「まだ期待してるからこそ怖い」んですよね。
返信が来なかったらどうしよう
重いと思われたら終わるかも
…って、それってつまり、終わらせたくない恋ってことじゃないですか。
終わらせたくないから動けない——
でも、本当は動かないまま終わる方がずっと怖いはずです。
恋愛は“空気読み選手権”じゃない
- 「今は送らない方がいいよね」
- 「このタイミングで連絡したら変かも」
- 「間が空きすぎたし、今さら…」
恋愛を“空気読み”でやろうとすると、だいたい詰みます。
恋って意外と「鈍感力」が味方する
たとえば、あなたが“うっかりLINEを送った人”だったとして。
でもそれが、彼にとっては「なんかほっこりする」連絡だったりすることもある。
恋愛って、“正解”より“タイミングの偶然”で動くことが多いんですよね。
「空気を読んで静かにする」=何も起きないってこと、忘れないでください。
「重い」は、受け取る側が勝手に決めること
どんなに軽やかに送ったって、「今は気分じゃない」と思えば相手はスルーします。
逆に、めちゃくちゃ長文でも「うれしい」と感じる人もいる。
それをあなたが心配して止めるのって…ちょっとおかしいと思いませんか?
“相手の感情”を、あなたの頭の中で完結させてしまわないこと。
ちゃんと外に出さなきゃ、何も始まりません。
じゃあ、どうすればいいのか?
まずは、自分にこう言ってあげてください。
「私は連絡していい」
たったそれだけの許可が、恋愛を動かすスタートになります。
「連絡してもいい自分」を許すことから始めて
あなたの連絡を“重い”と感じる人がいるなら、それはただ“その人と合わない”だけの話です。
むしろ、あなたの言葉を“うれしい”と思う人は必ずいます。
そして、そういう人とちゃんとつながれる恋をしていった方が、あなたは幸せになれます。
我慢や沈黙でつながる関係は、いずれあなたをすり減らしていきます。
だから、少しずつでも「届けていい自分」になっていきましょう。
まとめ:その気持ちは「重さ」じゃなくて「愛しさ」
「重く思われたくないから我慢する」——
それは一見、相手のための優しさに見えて、本当は“拒絶されるのが怖い自分”を守る行動かもしれません。
でもね、あなたが今感じているその「連絡したい」という気持ちは、
重たくなんてないんです。
ただ、まっすぐで、愛しいだけの感情です。
だから、もう少しだけその気持ちを肯定してあげてください。
“重い”なんてレッテル、誰にも貼らせなくていいんですよ(^^