いつもありがとうございます。
ぴおです。
あなたは過去の恋愛を振り返ったときに、『なんであんな人を好きになったんだろう?』と思うことはありませんか?
恋愛をし始めると、恋心が執着心に変わることがあります。
少しの執着心ならかわいいものですが、あまりに激しいものになってしまうと『どう見ても不幸な恋愛にしかなりようがないのに自分から手放すことができない』といった問題が出てきます。
このブログでは何度も触れていますが、女性の恋愛はできるだけ無駄な時間を過ごさないことが大切です。
無条件で優位に立てる若さという武器は、時間の経過とともに失われてしまいます。
このブログを読んでくれている方は、若さだけが武器じゃないということを良く理解してくれていると思います。
なので、ここでは深くは書きません。
本題に入りたいと思います。
多くを与えるほど執着心は強くなっていく
本日は『執着を捨てることは勇気がいること』というテーマを扱っていきます。
恋愛には幸せな恋愛もあれば不幸な恋愛もあります。
しかし引き際さえ間違えなければ大きな痛手になることはありません。
僕は不幸な恋愛だったとしても経験しないよりは経験したほうが良いと思っています。
1度経験してしまえば今後は回避できる可能性が上がっていきますし、幸せな恋愛の価値にも気付くことができるからです。
しかし唯一気を付けて欲しいのが、執着に発展するまで不幸な恋愛を続けてしまうことです。
恋心が執着に発展してしまえば、恋愛を続ければ続けるほど不幸になっていくのに自分から捨てることができない悪循環に飲み込まれてしまいます。
こうなると時間・労力・お金などの資産がどんどん失われていき、運が悪いと取り返しのつかないところまで落ちていくこともあります。
今日は恋愛リテラシーを身に着けるため、執着心が芽生える仕組みを学んでいきましょう。
執着心がメキメキと育つ仕組み
普段から読んでくれている皆さんは知っての通り、このブログでは無料の恋愛相談を行っています。
そのため多くの相談を受けているのですが、中には執着心が強すぎて全く話を聞いてくれないパターンもあります。
こうなってしまうと本人が満足するまでやりきらないと、なかなか解決できないのですが、満足するまでやり切る間にボロボロになってしまうことも多いので非常に悩ましいです。
こういう状況に陥らないことが1番の対策になりますから、予防策を身に着けていきましょう。
一方的に尽くすことは執着の始まり
執着の始まりは『一方的に尽くすこと』です。
人間にはサンクコスト効果という心理的な特徴があります。
調べてもらえば詳しい情報が出てくると思いますが、簡単に言えば『かけたコストを損したくない』という気持ちです。
ラーメン店に30分並んでしまうと今さら他の店舗に並ぶのは、ここまで待った30分がもったいないし・・・。と思ったことはありませんか?
せっかく並んだ30分という時間。
それを自分の選択によって無駄なものにするということは、簡単にできることではありません。
これと同じことが恋人に対しても起こります。
たとえば、彼がギャンブル中毒者の彼と3年付き合い、ギャンブルの資金を作るために水商売に転職し、300万のお金を貸していたとします。
この場合は、『水商売における労力』『300万の貸したお金』『女性の恋愛において超重要な3年という時間』を彼に投資したことになります。
ここまでこの女性が頑張れたのは、彼と結婚して幸せな家庭を手に入れたいなどの目標を持っていたからです。
もし彼が結婚を決意してくれたら、これまでの努力も全て報われることになるはずです。
しかし、もし結婚を決意してくれなかったら・・・。
今までの努力は全て無駄になるわけです。
それを自分から選択するのは、非常に難しいことですよね。
かけたコストを自ら捨てることの難しさ
人間は基本的に『損したくない』という考えが強い生き物です。
彼が自分にかけてくれたコストより、圧倒的に自分が彼にかけているコストのほうが多い。
こういう状況に陥ってしまうと、かけてきたコストを取り返そうとします。
この場合、このまま不幸な恋愛を続けていても意味がないとわかっているのです。
しかし『もしかしたら彼が心変わりして結婚してくれるかもしれない』という希望が少しでも残っていると、一抹の希望にすがって今の関係を続けてしまうわけです。
ちなみに、この手の一方的にコストをかけてしまった男女関係は恋愛とは呼べません。
ただ女性が男性に搾取されているだけです。
そこに愛情なんてないので、身を引いても全く追ってこないことも少なくありません。
望みがないと確信を持つことで、関係を続けるほうがデメリットだと判断できるようになります。
そういう意味でも恋愛の勉強をして身を守れるようにしておくことがオススメです。
女性の自尊心がどん底に
一方的に尽くし続けていると、女性の自尊心は地の底まで落ちてしまいます。
男性の自尊心は周りの役に立つことで育つようにできているので、一方的に尽くしても大きなダメージを受けることは少ないです。
しかし女性の自尊心は全く逆の構造になっています。
女性の自尊心は周りの人から愛されたり大切にされることで育つようにできています。
つまり自分の身を削って彼に尽くすということは、自分の自尊心を切り売りしているようなものなんです。
本来、男性にとって女性は非常に尊くて大切な存在です。
ただそこにいるだけで男性から大切にされるだけの価値があるのが女性という性別なんです。
尽くしても尽くしても大切にされない状況が続くと、『こんなに尽くしても大切にされない私はなんて価値のない存在なんだろう』と思い込むようになってしまいます。
この状況まで来ると、先ほどのかけたコストがネックで別れられないという思考に加えて、もう1つ厄介な考え方が出てくるようになってきます。
それが『私と恋人関係を続けてくれるのなんて、いまの彼しかいない』という考え方です。
普通に考えれば、こんなことはありえないんですよ。
全ての女性は圧倒的に価値ある存在です。
自分を愛してくれる人は他にいるはずがないという思考自体が間違いなわけです。
しかし自尊心が地に落ちてしまうと、平気でこの考えを受け入れてしまうようになります。
その結果、今までのコストも踏まえて他の男性を選ぶなんて選択肢は消えてしまうわけです。
ここまで来ると、利用価値がなくなって捨てられるまで搾取され続けます。
男性は惚れた女性に対しては心底尽くしますが、非常に冷徹な一面も持ってますから。
そういう術中にハマってしまわないように、十分に気を付けてくださいね。
女性から尽くすことは御法度
ということで執着心が生まれるメカニズムについて一緒に学んできました。
執着心が生まれる原因の大部分は『サンクコスト効果』にあります。
自分のかけたコストを失って損したくないという心が、恋心を強烈な執着心へと変えてしまうんです。
そうならないためには、一方的に尽くさないことが何よりも大切です。
彼が尽くしてくれたことに対して見返りを与えるのは良いです。
しかし、それを超えて与え続けるのはダメです。
それは自分の心を削っていることだと自覚しましょう。
そもそも尽くしすぎてしまうのは女性本来の価値に気付いてないからという面もあります。
『彼に大切に扱ってもらう』『WOMAN’S PRIDEで女性本来の価値を知る』
こうした経験の中で自尊心を磨き上げれば、そもそも雑な扱いを許せないようになっていきます。
それで良いんです。
それで男性が離れていった場合は、自分の身を守れたということですから。
自分の身は責任もって自分で守る。
幸せな恋愛を手に入れたいなら、不幸な恋愛を避ける技術も大切ですね。