成人式マジックって、ほんと不思議なんですよね。
普段は平和に付き合ってるカップルでも、あの日だけ急に心がざわつく。
久しぶりの同級生。元カレ元カノ。昔ちょっと好きだった人。謎の序列の空気。
あの会場って、恋愛のテンションを上げる場所というより、不安のスイッチを押す装置みたいなところがある。
1時間おきの写真提出、恋人じゃなくて点呼です
で、その流れでたまに出てくるのが、1時間ごとに写真と連絡を送り合うカップル。
気持ちは分かる。分かるけど、言わせて。
1時間おきって、恋人というより点呼なんですよ。出席確認。運行管理。安全運転講習。
成人式に行ってるのに、やってることは社会科見学の引率みたいになってる。
これが信頼じゃなく監視になってしまう理由
本人たちは安心のためにやってる。でも実態は、相互監視で不安を黙らせてるだけになりやすい。
写真が来た瞬間は落ち着く。でも、その安心は長く続かない。
守れてる時点で凄いのに、なぜか感謝が消える
こういうトンデモルール、守れてること自体がそもそも凄いんです。
成人式の日って忙しい。会場で話しかけられる。写真撮る。移動する。二次会の段取りでバタつく。トイレ並ぶ。電車遅れる。
スマホを触れない瞬間なんて普通にある。
その中で1時間おきに写真を撮って、連絡して、返信を待って、また撮って。
よくやれるなって話なんですよ。まずそこに感謝が生まれていい。
忙しい日に「絶対守れ」は無理ゲーになりやすい
守れない瞬間が出るのは、相手の愛が足りないからじゃない。単純に状況が忙しいからです。
なのにルールが厳しいほど、守れなかった瞬間に信頼が削れる。
約束した瞬間、それが基準になる。基準は厄介です
でも恋愛って怖いもので、約束した途端にそれが基準になるんですよね。基準って厄介ですよ、ほんとうに。
昨日までなら、送ってくれた、うれしい、ありがとう、だったのに、約束した瞬間から、まだ来てない、なんで、に変わる。
感謝と不満の境目が、たった一行の約束で入れ替わる。
感謝が消えると、連絡は提出物になる
ありがとうの連絡が、確認の連絡に変わる。
相手が頑張ってくれてる事実より、遅れた事実だけが目につくようになる。
1時間ルールは、ケンカの予約券になりやすい
1時間ルールの何が最悪かって、守れない未来が最初から確定してること。
どっちかが遅れる。遅れた側は悪気がない。忙しかっただけ。
でもルール的にはアウト。そこから疑いが始まる。説明が始まる。空気が悪くなる。成人式が台無しになる。
安心したくて作ったルールが、ケンカの予約券になってる。
ルールが厳しいほど、失敗が大事件になる
たった30分の遅れでも、ルール違反になる。
小さな遅れが、相手への疑いに直結しやすい。
写真が来た瞬間だけ落ち着く。不安のサブスク化
写真が来た瞬間だけ落ち着く。でも切れる。1時間後にまた不安になる。だからまた求める。落ち着く。切れる。
これ、安心じゃなくて不安のサブスクです。毎時更新。
確認するほど、確認がない状態に弱くなる
確認で安心する癖がつくと、確認がない時間が苦しくなる。
つまり、確認行動が不安を減らすどころか、長期的には増やしてしまう。
解決策は、監視を増やすことじゃなく設計を軽くすること
安心したいなら、監視を増やすんじゃなくて設計を軽くしたほうがいい。
おすすめは、1時間おきの提出をやめて節目だけにすることです。
成人式なら「節目の3回」で十分
会場に着いた。二次会に行く。帰る前。
この3回で十分。
遅れるならその時点で一言。今遅れてる。〇時には帰る。
それだけでいい。
連絡が提出じゃなく、思いやりに戻る
節目連絡にすると、連絡が義務じゃなくなる。
相手の自由も残るし、感謝も生まれやすい。
最後に本音。緩くして消えるなら、その程度の関係です
もっと緩くていいんです。それでいなくなるなら、その程度の人ってことでしょ。
縛らないと繋がれない関係は、縛りが弱まった瞬間に崩れる。
逆に、縛らなくても回る関係は、自由があるぶん強い。
あなたが欲しいのは、写真じゃなく確信
どこにいても大事にされる確信のほう。
その確信は、証拠集めでは育たない。育つのは、信じる練習をした時だけです。
自爆しないために、ルールより信頼の設計を
成人式みたいな日こそ、関係の質が出る。
点呼を増やすのか、信頼の設計を整えるのか。自爆だけは本当に気を付けたほうがいい。恋愛って、守るルールを増やすほど、壊れやすくなるから。