「彼のために頑張ってるのに、なんで私だけ報われないんだろう」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
彼に好かれたくて、嫌われたくなくて、
つい「与える側」に回ってしまう——。
気づけば、相手の都合を最優先して、
自分の気持ちはいつも後回し。
それなのに、彼の態度はどこか冷たく感じて、「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまう。
でもね、あなたが報われないのは“頑張り方”が間違っているからではなくて、「愛の方向」がズレているからなんです。
自信のない女性ほど、「愛されるよりも、与えることでつながろう」としてしまう。
その優しさが、いつの間にか“尽くす恋”を作ってしまうんです。
今日はそんな「尽くす恋の罠」と、そこから抜け出すためのヒントを、いっしょに紐解いていきましょう。
なぜ「自信がない女性」は与える恋に偏ってしまうのか
自信のない女性ほど、恋愛の中で「愛されたい」よりも「役に立ちたい」と思ってしまう傾向があります。
それは、自分に“愛される価値がある”と信じきれていないからなんですよね。
- 「私なんて、大した魅力ないし…」
- 「せめて、彼のためにできることを頑張ろう」
そんなふうに思って、彼のために動く。
それが悪いことではないのですが、“愛してもらう努力”ではなく、“嫌われない努力”になってしまうんです。
愛されるより「必要とされたい」心理
自信を失っているとき、人は「愛されること」が怖くなります。
愛されるほど、「失うのが怖い」という気持ちが強くなるからです。
だから、自信のない女性は「愛されたい」よりも、「彼にとって必要な存在になろう」とします。
彼の好みに合わせて服を選んだり、彼の機嫌を伺って言葉を飲み込んだり、無理をしてでも支えようとする。
でもね——
その“頑張り”は、いつの間にか自分を小さくしてしまう愛し方なんです。
男性は、あなたを「便利な存在」としては必要としても、「対等に愛する存在」としては見づらくなってしまう。
それが、「尽くしても報われない恋」の正体です。
「私が頑張らなきゃ」が口グセになっている
恋愛相談をしていると、本当に多いのがこの言葉です。
- 「私が我慢すればいいから」
- 「彼、忙しいから私からは言わないようにしてます」
優しさのつもりでそうしているのですが、実はそれ、自分を犠牲にすることで関係を保っている状態なんです。
本当はもっと話したいし、会いたい。
だけど「重い女って思われたくない」と思って、気持ちを抑え込む。
——その結果、彼の中で「この子は手がかからない」と認識され、だんだん関心が薄れていくんです。
あなたの“頑張り”は、関係を良くするどころか、彼の中で“努力しなくても成立する恋”に変わっていく。
そして気づけば、「なんで私ばっかり与えてるんだろう」と虚しさだけが残る恋になってしまうんです。
「与えること」だけでは、愛が循環しない理由
恋愛って、“与えること”が大事だと思われがちですよね。
もちろん、相手を思いやる気持ちは素晴らしいこと。
でも、与えること“だけ”を続けてしまうと、関係のバランスは静かに崩れていきます。
なぜなら、愛は「一方通行」ではなく、“循環するもの”だからです。
「受け取れない女性」は、相手の成長を奪っている
少し不思議に聞こえるかもしれませんが、“受け取ることができない女性”は、実は相手から「与える喜び」を奪ってしまっているんです。
男性には本能的に、「好きな人を守りたい」「役に立ちたい」という欲求があります。
それが“男らしさ”という形で表れることも多い。
だからこそ、
「迎えに行くよ」「無理しないでね」「大丈夫?」
そんな言葉をかけてくれるのも、彼なりの“愛の表現”なんですよね。
でもそのたびに、
「悪いよ」「大丈夫だから」「そんなことしなくていいよ」
と受け取り拒否をしてしまうと——
彼は次第に、こう感じるようになります。
そして少しずつ、あなたを“守る対象”から外してしまうのです。
彼の愛情表現が減るのは、あなたが悪いからではなく、「受け取ってもらえない寂しさ」が彼の中に生まれているから。
バランスの取れた愛は「与え合う」関係
本当に愛される女性って、“与えること”と同じくらい“受け取ること”が上手です。
「ありがとう」って素直に受け取ったり、「お願い」や「頼る」をためらわなかったり。
そうすることで、彼の中に「この子の力になれてうれしい」という感情が育ちます。
つまり、愛の循環とは「与える→受け取る→また与える」の繰り返しなんです。
どちらかがずっと与え続けるだけでは、やがて片方の心が疲れてしまう。
でも、どちらも自然に“与え合える関係”なら、そこには温かい安心感が生まれます。
あなたが“受け取る勇気”を持つことは、相手に“愛する喜び”を与える行為でもあるんです。
愛を循環させるための“余白”を作ることなんです。
「与える恋」から「満たし合う恋」に変えるために
“与える恋”にハマってしまう人の多くは、「どうしたら愛されるか」を考える前に、「自分を満たすこと」を忘れてしまっています。
でも、愛って本当は、“満たされている人”にこそ、自然と集まってくるもの。
恋愛を変えたいなら、まずは“自分の中に愛を満たす”ことから始めてみましょう。
「自分を大切にする時間」を意識的に増やす
「彼が今なにしてるんだろう」
「連絡がないけど嫌われたのかな」
そうやって、つい“相手軸”で1日が回ってしまうこと、ありませんか?
そんな時は、意識的に“自分の時間”を取り戻す練習をしてみてください。
- 朝のコーヒーを丁寧にいれる、
- お気に入りの入浴剤でゆっくりお風呂に浸かる、
- 休日にひとりでカフェに行く。
一見ささいなことでも、「自分を大事に扱う時間」を積み重ねることで、心の中に“私の人生は私のもの”という感覚が戻ってきます。
その感覚が、自信の小さな芽になるんです。
恋愛を良くするには、彼を変えるより、まず自分との関係を整えること。
それが“愛される余裕”につながっていきます。
「与える=我慢」ではないと知る
優しい人ほど、「相手を想う=自分を我慢すること」だと思い込みやすいんです。
でもね、本当の優しさって、自分を犠牲にしないことなんですよ。
たとえば、彼が疲れているからといって、自分の気持ちを言わずに抱え込むことは、一見思いやりのようでいて、実は「嘘の優しさ」です。
本当の思いやりは、「私はこう感じたよ」「あなたのことが大事だから伝えるね」と、誠実に気持ちを届けること。
それができる関係こそ、“与える恋”ではなく、“育て合う恋”なんです。
そして最後に、忘れないでほしいのがこの言葉。
この一言を、自分に何度でも言ってあげてください。
それはわがままではなく、“愛の循環”を始める最初のスイッチなんです。
“私も愛されていい”と信じることから、本当の恋愛は始まります。
まとめ|愛される女性は、「受け取る勇気」を持っている
「自信のない女性が“尽くす恋”から抜け出せない理由」
それは、愛されることに“慣れていない”からなんです。
愛をもらうことに不安を感じる。
「こんな私が受け取っていいのかな」と罪悪感を抱いてしまう。
でも、本当の恋愛は、“与える人”と“受け取る人”が交互に入れ替わりながら育っていくもの。
あなたが受け取ることで、彼の中に「この子を大事にしたい」という感情が育っていく。
だから、与えることをやめても、愛は終わりません。
むしろ、受け取ることによって、愛は深まっていくんです。
あなたが「ありがとう」と素直に笑える瞬間、その姿こそが、彼にとって一番の癒しです。
頑張って与えるよりも、少し力を抜いて、受け取ってみてください。
愛される女性は、特別なことをしているわけではありません。
ただ、愛を受け取る勇気を持っているだけなんです。
でも、受け取ることを恐れたら、愛は循環しない。
あなたが「受け取っていい」と許せた瞬間から、恋愛は“報われる形”に変わっていきます。
あなたはもう、“与えるだけの恋”をやめていいんです。
自分を大切にしながら愛する、その姿こそが、いちばん美しい「愛され方」なんですよ。
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