趣味の集まりで話す男性から、「今度、二人で食事に行かない?」と誘われた。仲間として話すのは楽しいけれど、二人では出かけたいと思っていない。
次の活動でも顔を合わせる相手だから、断ったら気まずくなりそうですよね。「忙しくて」とだけ返すか、「また今度」と付け足すか、迷うこともあると思います。
まず考えたいのは、別の日なら会いたいのか、二人で会うこと自体を望んでいないのかです。その違いを確かめてから、今回の誘いへの返事を言葉にしてみましょう。
日程が合わないのか、二人では会いたくないのか
まだ承諾していない誘いなら、相手の提案を聞いてから断ることもできます。誘ってくれたことへの感謝と、その予定に応じたいかどうかは、別に考えて良いんです。
たとえば、土曜日は予定があるけれど、別の日には食事へ行きたい。そんなときは、会いたい気持ちがあることを伝えて、都合の良い日を相談できます。
一方で、予定が空いていても、二人では出かけたいと思っていない場合もあります。そのとき、忙しい理由だけを伝えると、相手は別の日なら良いと受け取るかもしれません。
「予定がなかったら行くつもり?」。まず自分にそう聞いてみると、日程を相談したいのかが見えやすくなります。まだ決められないなら、その場で承諾せず、考えてから返す形も選べます。

お礼を添えて、二人では出かけない返事をする
ここでは、二人で会うことを望んでいない場合を考えます。相手の良くない点を並べたり、自分を無理に悪者にしたりしなくても、誘いには返事ができます。
たとえば、こんな言葉です。
誘ってくれてありがとう。でも、二人で食事に行くのは遠慮しておきます。
自分の言いやすい言葉に変えて構いません。「二人でのお出かけは考えていないです」と伝える形もあります。
「気を悪くしないで」「これからも絶対に今までどおりでいてね」と、相手の受け止め方まで決めようとしなくて大丈夫。残念に感じるか、その後どのくらい話したいかは、相手にも選ぶ余地があります。
理由を尋ねられても、気持ちの内訳を全部説明する義務にはしなくて良いですよ。「二人で会うつもりはないので、今回は見送ります」と、返事を短く繰り返すこともできます。
会うつもりがなければ「また今度」を足さなくて良い
言い切るのが申し訳なくて、「落ち着いたら」「いつか行こう」と付け足したくなることがあります。でも、自分にはそのつもりがないなら、次の誘いにつながる言葉を用意しなくて良いんです。
仲間の集まりに参加することと、二人きりの予定を作ることも別です。個人的な誘いを断るために、代わりのグループ企画まで引き受ける必要はありません。
本当にみんなで会いたい場合は、その気持ちを伝えられます。ただ、「みんなでなら」と言えば必ず気まずくならない、という言い方ではありません。望んでいない代案を、断りの条件にしないようにしましょう。
別の日や別の形の約束を、本当に自分も望んでいるか。望んでいないなら、埋め合わせの約束を足さなくて良いです。
次の活動では、無理なくできる挨拶からで良い
断った後も、自分は活動を続けたい。そう思うなら、まずは挨拶や活動に必要なやり取りをするくらいで考えてみてください。
道具の片付けを相談する、練習の順番を確認する。そうした仲間としての会話に応じることは、二人で会う誘いを受け直したことにはなりません。
相手が少し距離を置く場合もあります。以前と同じ親しさへすぐ戻そうと頑張らず、活動上の礼儀を保ちながら、お互いが過ごせる距離を探して良いんです。
同じ場での距離感全体を考えたいときは、相手にも自分にも選ぶ余地を残す、こちらの記事も参考にしてください。
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断っても誘いが続くときは、説明を増やし続けない
「一度だけ」「短い時間なら」と改めて頼まれても、会う気持ちが変わっていないなら、返事まで変える必要はありません。説明を足せば相手が必ず納得する、というものでもないからです。
気持ちは変わっていないので、二人で会う誘いはこれ以上受けられません。
個人的なやり取りが負担になれば、返信を続けず距離を取ることも選べます。連絡や接触が続いて困る場合は、一人で解決しようとせず、実際の出来事を主催者など信頼できる人に相談してください。
相談と、共通の友人から相手を説得してもらうことは分けて考えましょう。必要な調整を頼むなら、誰に何を共有するかも、自分の負担と活動の状況に合わせて絞れます。
返す前に、先の約束を一つ足していないか見直そう
今日のワンポイントは、返事に入れた「また」「今度」を見直すことです。その予定を自分も望んでいるなら残す。断るためだけに付け足しているなら、なくしても返事はできます。
一度成立した約束を変更する話とは違って、今回はまだ受けていない誘いへの返事です。相手を傷つけない保証を探すより、応じられることと応じられないことを、自分の言葉で伝えてみてください。
誘ってくれた気持ちへの配慮も、自分の希望も、どちらも大切にして良い。親しくなる約束を埋め合わせにせず、無理なくできる礼儀を続ける形から考えましょう。
