何度付き合っても、なぜか男性から雑に扱われてしまう。
最初は大事にされている感じがあったのに、気づくと彼のペースになっている。彼に合わせることが増えて、嫌なことがあっても「まあいいか」と飲み込んでしまう。でも心の中では、少しずつ寂しさがたまっていく。
こういう恋愛を何度か経験すると、「私って、大事にされない女なのかな」「私に魅力がないのかな」「結局いつもこうなるのかな」と、自分の価値まで疑ってしまうことがあります。
でも、まず最初に伝えたいのは、男性から雑に扱われてしまうからといって、あなたの価値が低いわけではないということです。
むしろ、そういう恋愛を繰り返してしまう女性ほど、優しいことが多いです。彼の事情を考えられる。すぐに怒らずに、一回飲み込める。相手の立場に立って考えようとする。
それ自体は悪いことではありません。
ただ恋愛では、その優しさがあなたを苦しめることがあります。
自分の扱われ方を、彼に決めさせていませんか
今回いちばん見てほしいのは、ここです。
あなたは、自分の扱われ方を、彼に決めさせていませんか。
彼が丁寧に扱ってくれたら、私は大事にされている。彼が雑に扱うなら、私はその程度なのかもしれない。
そんなふうに、彼の態度を見てから、自分の価値や立ち位置を決めていないでしょうか。
でも本来は逆です。
彼がどう扱うかの前に、あなたの中に「私はこう扱われたい」という基準があっていいんです。
彼が急に誘ってくるから、それに合わせる。彼が連絡をくれないから、私は待つしかない。彼が忙しそうだから、私の寂しさは後回しにする。
こうやって彼の都合を基準にしていると、いつの間にかあなたの扱われ方まで、彼のペースで決まっていきます。
急な誘いに「大丈夫」と返してしまう女性
たとえば、彼から金曜の夕方に「今日会える?」と連絡が来たとします。
あなたは一瞬、急だなと思う。できれば、もう少し前もって誘ってほしい。自分にも予定があるし、疲れている日もある。
でも、会いたいと言われたこと自体は嬉しい。だから迷うんです。
断ったら、次は誘われないかもしれない。せっかく彼が言ってくれたのに、断るのは悪いかもしれない。彼も忙しい中で時間を作ってくれたのかもしれない。
そう考えて、結局「大丈夫だよ」と返す。
これ、あなたが彼を困らせたいわけではないんですよね。むしろ逆です。
彼との関係を大事にしたいから、合わせている。彼に嫌われたくないから、飲み込んでいる。会えるなら会いたいから、自分の違和感をいったん横に置いている。
でも、彼にはあなたの中のその葛藤までは見えていません。
彼に見えているのは、「急に誘ったけど来てくれた」という結果だけです。
だから彼の中では、少しずつ「この感じでも大丈夫なんだ」と学習されます。
ここで、あなたが感じていることと、彼に伝わっていることがズレ始めます。
あなたは、好きだから合わせた。
でも彼には、この扱いで大丈夫なんだと伝わった。
あなたは、少し寂しいけど我慢した。
でも彼には、嫌がっていないように見えた。
あなたは、関係を壊したくなくて大丈夫と言った。
でも彼には、本当に大丈夫なんだと届いた。
ここが、雑に扱われる恋愛の入口になっていることがあります。
一回なら問題ない。でも毎回なら苦しくなる
もちろん、一回だけなら問題ではありません。
急な誘いに乗る日があってもいいし、彼に合わせる日があってもいいです。恋愛はお互いさまですから、いつも自分の希望だけを通す必要はありません。
ただ、それが毎回になっているなら、少し立ち止まったほうがいいです。
毎回、あなたが合わせている。大丈夫じゃないのに、大丈夫と言っている。彼の事情を理解して、自分の寂しさを後回しにしている。
もしそうなっているなら、彼の中であなたの扱われ方が固定されている可能性があります。
この子は合わせてくれる。
この子は怒らない。
この子は離れない。
この子は多少雑にしても大丈夫。
もちろん、彼が意地悪でそうしているとは限りません。最初からあなたを雑に扱おうと思っているわけではないかもしれない。
でも、あなたが何も言わずに受け入れ続けると、彼はそれを「受け入れている」と受け取ります。
あなたの我慢は、彼から見ると許可に見えることがあるんです。
ここが本当に苦しいところです。
あなたは愛情でやっているのに、彼には許可として伝わってしまう。
好きだから合わせたのに、都合よく扱ってもいいサインになってしまう。関係を壊したくなくて我慢したのに、我慢できる人だと思われてしまう。彼の事情を理解しようとしたのに、自分の気持ちは後回しでいい人になってしまう。
こうなると、付き合っているのに、どんどん心が削られていきます。
頑張るほど、雑に扱われることもある
雑に扱われて苦しくなる女性ほど、さらに頑張ろうとしてしまうことがあります。
もっと彼を理解すれば、大事にしてもらえるかもしれない。もっと尽くせば、私の価値に気づいてくれるかもしれない。もっと我慢すれば、関係が壊れずに済むかもしれない。
でも、この方向で頑張るほど、恋愛は苦しくなります。
なぜなら、自分の扱われ方の基準を下げながら頑張っているからです。
大事にされたいのに、自分を後回しにしている。丁寧に扱われたいのに、雑な扱いを飲み込んでいる。本当は寂しいのに、寂しくないふりをしている。
これでは、彼にあなたの本当の基準が伝わりません。
「私はこう扱われたい」
「これは寂しい」
「この関係は少し苦しい」
そこが伝わらないまま、彼の都合に合わせ続けてしまう。
すると彼は、あなたが本当は何に傷ついているのか分からないまま、「このままでいいんだ」と受け取ってしまいます。
本当に雑な男性は、ちゃんと見切っていい
ここで誤解しないでほしいのですが、全部あなたが悪いという話ではありません。
本当に雑な男性はいます。
女性を大切にする気がない男性もいます。自分の都合しか考えていない男性もいます。雑に扱っても離れない女性を選んでいる男性もいます。
そういう男性に対して、あなたがもっと頑張ればいいという話ではありません。
そこは、ちゃんと見切ることも大事です。
ただ、相手が変わっても同じことが何度も起きるなら、彼だけを見るのではなく、あなた自身の反応も見てほしいんです。
特に見てほしいのは、大丈夫じゃないことを、大丈夫にしていないかです。
本当は嫌だったのに、大丈夫と言っていないか。
本当は寂しかったのに、彼も忙しいから仕方ないと片づけていないか。
本当はもっと丁寧に扱われたいのに、会えるだけマシだと思って飲み込んでいないか。
ここを見てほしいです。
「この扱いが続いたら、私は幸せなのかな」と考える
あなたが雑に扱われる恋愛を抜け出すために、最初から強くならなくていいです。
急に境界線を引こうとしなくていいし、急に彼に強く言い返せなくてもいい。
でも、違和感が出たときに、自分を責める前に一度止まってほしいです。
私が気にしすぎなのかな。
私がわがままなのかな。
私がもっと理解しないといけないのかな。
そう考える前に、一度だけこう聞いてください。
この扱いが続いたら、私は幸せなのかな。
この問いを持ってください。
急に誘われること自体が悪いわけではありません。でも、それが毎回続いて、あなたが大事にされていないと感じるなら、それは見過ごさないほうがいい。
連絡が少ないこと自体が悪いわけでもありません。でも、その連絡の取り方であなたがずっと不安になるなら、その関係は一度見たほうがいい。
彼が忙しいこともあります。でも、忙しいという理由であなたの気持ちが毎回後回しになるなら、それは本当に幸せなのかを見たほうがいい。
これは、彼にわがままを押しつける話ではありません。
自分の扱われ方を、彼任せにしないという話です。
自分の基準を、少しだけ言葉にしていい
必要なら、少しだけ言葉にしていいんです。
急に誘われたときに、本当は前もって決めてほしいなら、
「誘ってくれるのは嬉しいけど、できれば前日までに分かると安心する」
予定が流れたときに、本当は一言ほしかったなら、
「忙しいのは分かるけど、予定が変わるときは一言あると嬉しい」
これでいいんです。
これは彼を責める言葉ではありません。
あなたの扱われ方の基準を、彼に知らせる言葉です。
私はこうされると安心する。
こういう関係だと大事にされていると感じる。
この扱いが続くと、私は苦しくなる。
それを伝えることは、わがままではありません。
恋愛で本当に大事なのは、相手に全部合わせることではありません。
もちろん、彼の事情を理解することは大事です。でも、彼の事情を見ることと、あなたの気持ちを消すことは違います。
彼に合わせることと、自分の扱われ方を彼に委ねることは違います。
あなたの価値は、彼の扱いで決まらない
何度付き合っても雑に扱われてしまうなら、見る目だけの問題ではないことがあります。
自分がどんな扱われ方をしたいのかを、自分で持っているか。
ここが大事です。
彼が大事にしてくれたら、私は価値がある。彼が雑に扱うなら、私はその程度。
そうではありません。
あなたの価値は、彼の扱いで決まるものではありません。
そして、あなたの扱われ方の基準も、彼の態度で決めるものではありません。
自分で持っておくものです。
まとめ
男性から雑に扱われてしまう女性は、価値が低い女性ではありません。
でも、彼に嫌われたくなくて、大丈夫じゃないことまで大丈夫にしてしまうと、彼の中で「この扱いで大丈夫なんだ」という基準ができてしまうことがあります。
だから大事なのは、彼に自分の扱われ方を決めさせないことです。
恋愛で大切なのは、彼にわがままを押しつけることではありません。
自分の扱われ方を、彼任せにしないことです。
この視点を持てると、雑に扱われる恋愛は少しずつ変わっていきます。
恋愛相談のご案内
今回の記事を読んで、
「私も彼に合わせすぎていたかもしれない」
「大丈夫じゃないことまで、大丈夫にしていたかもしれない」
「何度も同じ恋愛パターンを繰り返している気がする」
と感じた方へ。
恋愛って、自分一人で考えていると、どうしても不安なほうに寄っていきます。
彼が本当に雑な男性なのか。それとも、二人の関係の中で、雑に扱われる流れができてしまっているのか。今の関係で何を伝えるべきなのか。それとも、距離を置いたほうがいいのか。
ここは、状況を整理しないと分かりにくいです。
ぴおの恋愛相談では、今の彼との関係を一緒に整理しながら、彼の行動をどう見ればいいのか、あなたが次にどう動けばいいのかを具体的に考えていきます。
「私の場合はどうなんだろう」
と感じた方は、詳細はこちらをご確認ください。