「わがままな女性ほど愛される」
恋愛系の発信を見ていると、こういう言葉を見かけることがあります。
でも、これってかなり誤解されやすい言葉だと思います。
わがままに振る舞えばいい。
彼を振り回したほうがいい。
理不尽でも、自分の希望を押し通したほうが愛される。
こう受け取ってしまうと、たぶん恋愛はかなりこじれます。
一方で、真面目な女性ほど逆に考えすぎます。
「わがままを言ったら嫌われる」
「彼に負担をかけたくない」
「理解のある彼女でいたほうが大事にされる」
そう思って、自分の希望を飲み込む。
でも恋愛相談を聞いていると、ここにも大きな落とし穴があります。
彼を気遣って何も言わない良い子でいたつもりが、男性から見ると「何を考えているか分からないのに、不機嫌だけは伝わる女性」になっていることがあるんです。
今回は、男性が溺愛しやすい「わがまま」と、男性が冷めやすい「面倒くささ」の違いについて話していきます。
わがままな女が愛される、の本当の意味
まず最初に、ここはちゃんと切り分けたほうがいいです。
彼が叶えられないような過剰な要求は、普通に面倒です。
彼の仕事が忙しいのに、毎日長電話を求める。
彼の収入や生活状況を無視して、高価なプレゼントを求める。
彼の予定を全部自分優先にさせようとする。
断られたら不機嫌になる。
こういうものは、かわいいわがままではありません。
相手の都合を無視した要求です。
だから、今回の話は「理不尽な女になれば愛される」という話ではありません。
男性がかわいいと感じるわがままは、もっとシンプルです。
「これ食べたい」
「ここ行きたい」
「会えたら嬉しい」
「こうしてくれると安心する」
「今日はちょっと褒めてほしい」
こうやって、自分の希望を彼に分かる形で出せることです。
男性からすると、これはかなり助かることがあります。
なぜなら、何をすれば喜ぶのかが分かるからです。
男性は、ミッションが分かると動きやすい
男性は、好きな女性を喜ばせられたときに自信がつきます。
自分が選んだお店で喜んでくれた。
自分が言った言葉で笑ってくれた。
自分がしてあげたことで安心してくれた。
こういう経験があると、男性は「自分はこの女性を喜ばせられる」と感じます。
そして、また喜ばせたくなる。
だから、男性が愛しやすい女性は、何をされたら嬉しいのかが分かりやすい女性です。
たとえば、
「今日はイタリアン行きたい」
「雰囲気いいお店だと嬉しい」
「ここ、前から気になってたんだよね」
「予約してくれたらめっちゃ嬉しい」
こう言われると、男性は動きやすくなります。
何をすればいいかが見える。
どこに向かえばいいかが分かる。
やってあげたあとに、喜んでくれる未来が見える。
そして実際に彼が予約してくれたときに、
「ありがとう、嬉しい」
「こういうお店、ほんと好き」
「連れてきてくれて嬉しい」
と喜んでくれる。
ここで男性に成功体験が残ります。
これが、愛情表現を育てるんですね。
彼を気遣っているつもりで、分かりにくい彼女になっていないか
ただ、恋愛で苦しくなる女性ほど、ここが逆になりやすいです。
彼に負担をかけたくない。
わがままだと思われたくない。
面倒な女だと思われたくない。
理解のある彼女でいたい。
そう思って、自分の希望を飲み込む。
でも、希望って飲み込んだら消えるわけではありません。
心の中には残ります。
本当は行きたい場所がある。
本当は会いたい。
本当は褒めてほしい。
本当はもう少し気にかけてほしい。
本当は少し特別扱いされたい。
でも言わない。
その結果、彼が外したときに傷つくんです。
そして、その傷つきが表情や態度に出る。
ここで男性からすると、急に難易度が上がります。
「何も言わない理解のある良い子」と、「何を考えているか分からないけど、不機嫌だけは隠せない面倒な女性」は、かなり紙一重です。
本人は彼を困らせたいわけではありません。
むしろ逆です。
彼のことを考えて、言わないようにしている。
でも男性側には、その優しさが見えないことがあります。
見えているのは、
「なんでもいいと言ったのに、なんか不機嫌そう」
「大丈夫と言ったのに、嬉しそうじゃない」
「何が嫌だったのか分からない」
という部分だけだったりします。
「なんでもいい」と言ったのに、寂しくなる理由
たとえば、デートのお店を決める場面です。
彼に、
「何食べたい?」
と聞かれる。
本当は、ちょっと行きたいお店がある。
最近見つけたイタリアン。
少し雰囲気がよくて、できれば彼と行きたい。
今日はいつもより少しだけ、デートっぽい感じにしたい。
でも、そこで彼女は考えます。
彼、仕事で疲れているかもしれない。
予約させるのも悪いかもしれない。
高い店って思われたらどうしよう。
私ばっかり希望を言うのも、わがままかな。
だから、
「なんでもいいよ」
と言う。
彼はそれを、そのまま受け取ります。
なんでもいいんだ。
じゃあ近くで入りやすいところにしよう。
そう思って、いつものような定食屋さんに入る。
彼としては、別に雑に扱ったつもりはありません。
なんでもいいと言われたから、なんでもいいと思った。
ただそれだけです。
でも女性側は、そこで少し寂しくなる。
本当は、もう少し考えてほしかった。
本当は、私のために選んでほしかった。
本当は、ちょっと可愛いお店がよかった。
ただ、それは彼に伝えていません。
食事中に彼が、
「ここでよかった?」
と聞く。
彼女は、
「うん、大丈夫」
と答える。
でも、表情は少し曇っている。
ここで彼からすると、
「え、なんでもいいって言ったよね?」
「大丈夫って言ったよね?」
「でもなんか嬉しそうじゃない」
「じゃあ、どうすればよかったの?」
となります。
これが、男性から見た面倒くささです。
性格が悪いとか、重いとか、そういう話ではありません。
ミッションが分からないんです。
面倒な女とは、感情がある女性のことではない
ここで誤解してほしくないのですが、感情があること自体が面倒なのではありません。
寂しい。
会いたい。
気にかけてほしい。
褒めてほしい。
特別扱いされたい。
こういう気持ちがあること自体は、まったく悪くありません。
むしろ恋愛では自然なことです。
問題は、その気持ちを隠したまま、彼に正解を当ててもらおうとすることです。
そして、彼が外したときに、不機嫌や嫌味として出してしまうことです。
男性からすると、これはかなり難しいです。
言ってくれたらできたかもしれない。
でもその場では、なんでもいいと言われた。
大丈夫と言われた。
あとから正解を出されても、もう遅い。
この状態が続くと、男性はだんだんこう感じます。
何をしても外す。
何をしても微妙そう。
この子を喜ばせるのは難しい。
そして、動かなくなっていく。
これは、彼の愛情が完全になくなったというより、自信をなくして止まっている場合もあります。
良い子でいることと、愛されることは同じではない
良い子でいることと、愛されることは同じではありません。
彼に気を遣えることは、もちろん素敵なことです。
でも、自分の希望を全部消してまで気を遣っていると、あとから苦しくなります。
そして、その苦しさは必ずどこかに出ます。
表情に出る。
LINEの温度に出る。
返事の素っ気なさに出る。
あとから嫌味っぽく出る。
彼からすると、理由が分かりません。
だから、女性側では気遣いだったものが、男性側では面倒くささとして伝わってしまうことがあります。
ここは、本当に大事に見たほうがいいです。
彼を気遣っているつもりで、面倒な彼女になっていないか。
ここを一度振り返ってみてほしいです。
まずは「なんでもいい」で終わらせない
今日からできることは、すごくシンプルです。
「なんでもいい」
で終わらせる前に、一度だけ自分に聞いてみてください。
私は本当はどうしたいんだろう。
イタリアンがいいのか。
落ち着いたお店がいいのか。
今日は早めに帰りたいのか。
少しだけ長く一緒にいたいのか。
会える日が分かると安心するのか。
褒めてほしいのか。
気にかけてほしいのか。
まず、自分の中で見る。
そのうえで、彼を責める言葉ではなく、彼が動ける言葉に変える。
「なんでいつも適当なの?」
ではなく、
「今日は雰囲気いいお店だと嬉しい」
「全然会ってくれないじゃん」
ではなく、
「会える日が分かると安心する」
「私のこと考えてよ」
ではなく、
「こうしてくれると、大切にされてる感じがする」
この違いです。
これは、彼に媚びるという話ではありません。
自分の希望を、彼に届く形で渡すという話です。
まとめ。わがままは、彼にあなたを大事にするチャンスを渡すこと
男は「わがままな女」を溺愛する。
でもそれは、理不尽な要求をする女性が愛されるという意味ではありません。
彼が叶えられないような過剰な要求は、普通に面倒です。
ただ、それと同じくらい、
何をしてほしいのか分からない。
何が嫌だったのか分からない。
でも不機嫌だけは伝わる。
この状態も、男性には面倒に感じられます。
男性が愛しやすいのは、希望が分かりやすい女性です。
喜び方が分かりやすい女性です。
何をすれば嬉しいのかを、責めずに教えてくれる女性です。
だから今日見てほしいのは、
私は彼を気遣っているつもりで、面倒な彼女になっていなかったか
という部分です。
いい子で我慢するより、彼が動ける形で希望を渡す。
ここから、恋愛はかなり変わります。
今の彼との関係で、
「本音を言うとわがままだと思われそう」
「いつも大丈夫と言ってしまう」
「あとから不機嫌になってしまう」
「自分の場合、どう伝えればいいか分からない」
という方は、恋愛相談の詳細もご確認ください。
一緒に、彼に届く言葉に変えていければと思います。