彼に雑に扱われる恋愛は、最初から雑に始まるとは限りません。
最初はちゃんと優しい。
予定も合わせてくれる。
連絡も丁寧にくれる。
会う時間も大事にしてくれる。
でも、あるタイミングから少しずつ扱いが雑になることがあります。
その原因の一つが、彼があなたの「怒らないライン」を覚えてしまうことです。
これはかなり注意したほうがいいです。
彼がものすごく悪い男だから起きる、という話ではありません。
人は、距離が近い相手ほど甘えます。
家族。
親友。
恋人。
配偶者。
近い相手ほど、無意識にこう思いやすくなります。
「これくらいなら許してくれるだろう」
「前も大丈夫だったし」
「そこまで怒られなかったし」
だからこそ、恋愛では最初の違和感をなかったことにしないことが大事です。
今回は、彼との約束を後から動かされたときに、どこで線を引けばいいのかを話していきます。
「飲み会が遅くなりそうだから午後からでもいい?」が悲しい理由
たとえば、土曜日の午前中から彼と会う約束をしていたとします。
あなたは、朝から会えると思っていた。
前の日から服を考えていた。
ランチも一緒に行けるかなと思っていた。
久しぶりにゆっくり会えると思って、少し楽しみにしていた。
そこに、金曜日の夜、彼から連絡が来る。
「明日なんだけど、今日の飲み会が遅くなりそうだから、午後からでもいい?」
これ、かなり悲しいですよね。
大げさに怒ることでもない気がする。
でも、内心はけっこう傷つく。
「え、朝から会う約束だったよね」
「私との予定って、そんな簡単に動かせるものなの?」
「飲み会があるなら、最初から午後にすればよかったじゃん」
「なんで私が後から調整する側になるの?」
そう思うのは自然です。
このとき傷ついているのは、彼が飲み会に行ったことではありません。
問題は、すでに入っていたあなたとの約束を、飲み会の都合で後から動かそうとしていることです。
ここを間違えないでください。
「無理して会わなくてもいいよ」は、彼には許可として届く
こういうとき、女性がやってしまいやすいのが、
「無理して会わなくてもいいよ」
と言ってしまうことです。
本当は違うはずです。
本当は、
「朝から会う約束だったから、そこに合わせてほしかった」
「飲み会が悪いんじゃなくて、私との約束を後回しにされた感じがして悲しい」
「私は楽しみにしてたんだけどな」
と思っている。
でも、それを言えない。
重いと思われたくない。
面倒な女だと思われたくない。
彼の飲み会に口出ししているみたいになりたくない。
だから、自分から引いてしまう。
「無理して会わなくてもいいよ」
一見、優しい言葉です。
でも、これはかなり危ないです。
なぜなら、彼には本音ではなく、許可として届くからです。
あなたの中では、
「本当は悲しいけど、我慢している」
かもしれません。
でも彼の中では、
「あ、午後からでも大丈夫なんだ」
「無理なら会わなくてもいいんだ」
「このくらいは許されるんだ」
になります。
ここで、彼の中の基準が変わります。
彼はあなたの「怒らないライン」を覚えていく
最初は、
「午後からでもいい?」
だったものが、次は、
「夕方からでもいい?」
になる。
その次は、
「今日ちょっとしんどいから、また今度でもいい?」
になる。
さらにその次は、
「前は大丈夫って言ってくれたじゃん」
になる。
ここまで来ると、かなりしんどいです。
あなたからすると、
「ずっと我慢してきた」
「何回も悲しかった」
「今回はさすがに無理」
という感覚です。
でも彼からすると、
「今までは許してくれていたのに、急に怒られた」
という感覚になります。
ここで二人の認識がすれ違います。
だから、恋愛で大事なのは、毎回大きく怒ることではありません。
でも、最初の違和感をなかったことにしないことです。
問題は飲み会ではなく、約束を軽く扱うこと
ここで大事なのは、飲み会を責めることではありません。
飲み会に行くな、という話ではないです。
友達付き合いもある。
会社の付き合いもある。
久しぶりに会う人もいる。
楽しくて遅くなることもある。
そこを全部禁止しろという話ではありません。
問題は、飲み会ではありません。
問題は、すでに入っていたあなたとの約束を、飲み会の都合で後から動かそうとしていることです。
土曜日の午前中から会う約束をしていたなら、彼には選択肢がありました。
金曜日の飲み会をほどほどで切り上げる。
最初から「土曜は午後から会おう」と提案する。
飲み会が遅くなりそうな週は、朝からの約束を入れない。
朝から会うと決めたなら、その約束に合わせて前日の過ごし方を調整する。
これが誠意です。
恋人だから許される、ではありません。
恋人だからこそ、大事にする必要があります。
仕事なら同じことをするのか
たとえば、仕事で朝から大事な予定があるとします。
その前日に飲み会があって、
「飲み会が遅くなりそうなので、明日は午後から出社します」
って言いますか?
普通は、かなり言いにくいですよね。
もちろん、体調不良や緊急の用事なら別です。
でも、自分で選んだ飲み会です。
遅くなることもある程度予想できる飲み会です。
それを理由に、先に入っていた約束を後から動かす。
これを恋人だから許されると思っているなら、かなり甘えています。
親しき仲にも礼儀あり。
これは本当に大事です。
怒鳴らなくていい。でも、静かに線を引く
ここで勘違いしてほしくないのは、
「怒れ」
という話ではないことです。
怒鳴る必要はありません。
不機嫌で察してもらう必要もありません。
「もういい、会わない」と試すような言い方をする必要もありません。
必要なのは、静かに線を引くことです。
たとえば、こう言えばいいです。
「飲み会に行くのは全然いいよ。
でも、朝から会う約束をしていたなら、そこに合わせてほしかった。
後から午後に変えられると、私との予定が軽く見られた感じがして悲しい」
これで十分です。
もう少し短くするなら、
「午後からでも会いたい気持ちはあるよ。
でも、朝から会う約束をしてたから、そこは大事にしてほしかった。
次から飲み会で遅くなりそうなら、最初から午後にしよう」
この言い方です。
大事なのは、
「飲み会が悪い」
ではなく、
「約束を後から動かされるのが悲しい」
と伝えることです。
ここを間違えると、彼は、
「飲み会くらい行かせてよ」
「束縛されてる」
「俺の自由がない」
と受け取りやすくなります。
でも本題はそこではありません。
あなたが悲しいのは、彼が飲み会に行くことではない。
あなたとの約束が、後から簡単に動かせるものとして扱われたことです。
ここをちゃんと言葉にしたほうがいいです。
まともな男性なら、ここで気づく
まともな男性なら、あなたが静かに伝えたときに気づきます。
「あ、彼女は飲み会に怒ってるんじゃないんだ」
「自分との約束を軽く扱われたように感じたんだ」
「次からは先に考えよう」
こうなります。
逆に、ここまで伝えても、
「そんなことで?」
「午後から会えるんだからよくない?」
「面倒くさ」
「俺の予定にいちいち口出ししないで」
こう返してくるなら、そこはちゃんと見たほうがいいです。
その人は、飲み会が問題なのではありません。
あなたの時間を軽く見ています。
怒らない女性が、大事にされるわけではない
恋愛で大事にされる女性は、何でも許す女性ではありません。
何でも笑って流す女性でもありません。
自分の時間を雑に扱われたときに、静かに線を引ける女性です。
ここで多くの女性が間違えるのは、
「怒らない私」
を、いい女だと思ってしまうことです。
もちろん、すぐ怒る女性はしんどいです。
何でも責める。
細かいことでキレる。
彼の自由を全部管理しようとする。
これは違います。
でも、何でも許す女性も危ないです。
悲しいのに笑う。
嫌なのに「いいよ」と言う。
傷ついたのに「大丈夫」と言う。
本当は会いたかったのに「無理しなくていいよ」と言う。
これを続けると、彼はあなたの本音を学びません。
彼が学ぶのは、
「この子はここまでなら怒らない」
です。
そして男性は、そのラインを覚えます。
もちろん、全員が悪意を持ってやっているわけではありません。
でも、人は楽なほうに流れます。
怒られない。
嫌だと言われない。
本音を伝えられない。
そうなると、彼はその扱いを続けます。
だから、あなたが自分の大切さを守る必要があります。
これは、彼を責める話ではありません。
自分の時間を安く渡さない話です。
自分の気持ちをなかったことにしない話です。
雑に扱われたくないなら、笑って流さない
彼に大切にされたいなら、まずあなた自身が、
「私は雑に扱われていい存在ではない」
という態度を持つ必要があります。
強く言います。
彼に雑に扱われたくないなら、雑に扱われたときに笑って流さないことです。
怒鳴らなくていい。
泣き叫ばなくていい。
責め続けなくていい。
でも、ちゃんと言う。
「それは悲しい」
「そこは大事にしてほしい」
「次からはこうしてほしい」
この線引きがあるから、彼はあなたとの関係を真剣に扱います。
まとめ:優しさと都合のよさは違う
男が雑になるのは、最初からあなたを大事にしていないからとは限りません。
でも、あなたが怒らないラインを覚えたとき、彼の中で扱いが少しずつ雑になることがあります。
「午後からでもいい?」
「今日は無理かも」
「また今度でもいい?」
「前は大丈夫だったじゃん」
この流れを作らないために、最初の違和感を見逃さないでください。
飲み会が問題なのではありません。
あなたとの約束を後から動かせると思われることが問題です。
そして、そこで本音と逆のことを言わないでください。
「無理して会わなくてもいいよ」
ではなく、
「朝から会う約束をしていたから、そこは大事にしてほしかった。
後から変えられると悲しい」
これでいいです。
優しさと、都合のよさは違います。
好きだから許す。
それは素敵なことです。
でも、好きだからこそ雑に扱われていいわけではありません。
親しき仲にも礼儀あり。
恋人だからこそ、約束を大事にする。
恋人だからこそ、相手の時間を軽く扱わない。
ここを大切にできる人と、ちゃんと恋愛をしてください。
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